プリント工場の丸昇

【フロッキープリント】フェルトを貼り付けたような技法です

フロッキープリントとは?

古典的であり、基本的なプリント技法になります。ラバープリントなどはインクが生地にプリントされていますが、フロッキープリントはフェルトのような素材が生地に圧着されている仕上がりになります。毛足のあるフロッキーシートを生地に貼り付けるためインクを使ったプリント技法とは違った雰囲気の商品を作ることができます。

※画像はクリックすると拡大してご覧いただけます。

フロッキープリントはどうやって生地に圧着しているのか?

フロッキープリントの仕組みを解説します。まず、デザインをシルクスクリーンの版にします。シルクスクリーン版について詳しくは下記を参照してください。

参考シルクスクリーン

作成したシルクスクリーンの版を使用し、フロッキーを圧着するために糊(のり)をプリントします。そして、糊の上にフロッキーシートを置いてプレス機で圧着します。すると、糊がプリントされた部分だけにフロッキーシートが張り付きます。これがフロッキープリントの工程となります。

フロッキープリントは3種類ある?

実はフロッキープリントは①パウダータイプ、②シートタイプ、③転写タイプの3種類あります。①と②はシルクスクリーンで糊(のり)をプリントするところまでは同じ工程なのですが、フロッキーを圧着する方法に違いがあります。

①パウダータイプ

パウダータイプは、糊がプリントされた部分に静電気の原理を利用して圧着します。圧着というよりも糊に毛足の長いパウダーを埋め込むという表現が近いかもしれません。一般的には電着フロッキーと呼ばれています。電着フロッキーはシートタイプのフロッキーに比べて質感も雰囲気もいいです。しかし、現在はメインの技法ではありません。細かいパウダーが空気中に舞うため、肺に入ったりと労働環境的に取り扱いが難しいためです。現在でも電着フロッキーを加工している工場もありますが、最新の設備を入れてできる限り環境に配慮しています。

②シートタイプ(丸昇が採用している技法)

シートタイプのフロッキーは紙にフロッキーが埋め込まれているため、取り扱いがしやすく労働環境に配慮する必要がありません。現在では主流のフロッキープリントになります。丸昇のフロッキープリントはシートタイプになります。毛足の長さは0.5mm、0.8mm、1.0mmとなります。

③転写タイプ

シートタイプと似ていますが、転写タイプはシートの裏に糊がついているため、糊をプリントする必要がありません。転写シートをカッティングプロッターでデザインに切り抜いた後に、プレス機で圧着します。シートをカットしてデザインを表現するため、細かい表現に制限があります。

フロッキープリントのデメリット

プレス跡がつくことがあります。

プレス機でフロッキーを圧着するため、非常に強い圧力と、高温の処理をします。生地に四角い枠の跡がつくことがあります。なるべくプレス跡が付かないように工夫して作業しておりますが、どうしても跡が目立つことがあります。綿100%の素材の場合は洗濯することによって跡は見えなくなります。

綿素材以外にはおすすめできない

ポリエステルやナイロン素材の場合は洗濯等をしてもプレス跡が消えない場合があるため、おすすめできません。

プリントコストは少しだけ高い?

版を使って糊(のり)を刷ったあとに、プレス機でフロッキーシートを圧着する工程があり、フロッキーシート自体の価格も反映されますのでラバープリントなどに比べると割高になります。またプリントサイズによっても値段が変わります。

非常に細かい線や点について

フロッキープリントは、ラバープリントなどに比べて、細かい線や点の表現は難しくなってしまいます。線幅は3mm以上、点も3mm以上のデザインで入稿してください。

剥がれ落ちについて

フロッキープリントは短繊維を植毛しているため、摩擦や繰り返し洗濯等で抜け落ちやすいです。洗濯は、手洗いやおしゃれ着洗のような衣類に優しい洗濯をすることで、少しでも長持ちさせることができます。また、当社では植毛が抜け落ちてしまった事が分かりづらくなるように、接着剤をフロッキー色に近づけてプリントしています。

特殊加工事例

他技法を組み合わせた加工例

ラバープリントとも組み合わせが可能です。ラバープリント部分に特殊な専用インクを使用することで、フロッキーでは難しかった[多色表現]が可能になります。フロッキープリントは1色、ラバープリントは何色でもOKです。異なる質感の組み合わせで、表情豊かな凹凸感が生まれます

※イエロー、ホワイト部分:ラバープリント、ブラック部分:フロッキープリント

染み込みプリントとも組み合わせることが出来ます。生地と一体化する染み込みプリントをベースにすることで、フロッキーのふわふわとした立体感がこれ以上なく際立ちます。凹凸のギャップが生むこの立体感と、柔らかな風合いがおすすめです。

※薄グレー部分:染み込みプリント、濃グレー部分:フロッキープリント

フロッキープリントの色数

丸昇では多色のフロッキー加工はしておりません。1箇所につき、1色プリントのみとなります。ただし、3cm以上の間隔が空いている場合は、1箇所内でも2色使用可能です。詳しくはお問い合わせください。その他、多色ご希望の方は、こちらの技法をご参照ください。

フロッキープリントの最大サイズ

36cm×46cm以内となります。

ただし、作られるアイテムやサイズによっては上記サイズは不可となります。アイテムやサイズによっての最大サイズは下記のリンクを参照してください。シルクスクリーンの最大プリントサイズになっていますので注意してください。(フロッキーの最大サイズは36cm×46cm以内かつ、各アイテムの最大サイズに準じます)

フロッキープリントのカラー

フロッキー部分は、下記カラーよりお選びください。

フロッキープリントのお見積り

袖へのプリントは+50円/枚
プリントサイズ35cm×40cmを超えるサイズは+50円/枚
色替え代は1色追加ごとに2,000円

版代

柄サイズ

価格(1版あたり)

横34.9cm ✕ 縦39.9cm 以内

8,000円

横40cm ✕ 縦50cm 以内

10,000円

コミコミ価格例(アイテム代、版代、プリント代)

Tシャツへフロッキープリント(A4サイズ/0.5mmシート)の場合


30枚〜

50枚〜

80枚〜

100枚〜

300枚〜

アイテム代

500円

500円

500円

500円

500円

プリント代

1,190円

750円

590円

480円

420円

版代

8,000円

8,000円

8,000円

8,000円

8,000円

合計

58,700円

70,500円

95,200円

106,000円

284,000円

1枚あたり

1,957円

1,410円

1,190円

1,060円

947円

別途、送料・消費税。
アイテム価格は参考価格です。その他のアイテム価格はこちら

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