目次
簡易抜染プリントとは
簡易抜染プリントとはこんなプリント技法です
簡易抜染プリントは、生地の色を脱色するプリント技法です。インクが生地の表面に付着するプリントではないため、生地の質感を損なわないようにプリントすることができます。
「簡易」と名前がつくとおり、熱を加えるだけで抜染プリントが出来る技法です。脱色部分に色を着色することも出来ます。
本格的に蒸して抜染をする、本抜染という技法もございますが、このページで紹介している技法は簡易抜染になります。
30枚〜(新規・追加ともに)
抜染プリントのメリット
色の濃い生地に染み込みプリントをすると、生地の色にインクの色が負けてしまい、発色が悪くなってしまいます。そこで、色の濃い生地にもインクがみえるようにプリントするために、通常はラバープリントをします。
しかし、ラバープリントの場合、生地の表面にインクがのるため、染み込みプリントのようなインクが染み込んだ風合いのよいプリントにはなりません。
そういった質感や風合いを好まない場合に使うプリント技法が抜染になります。元の生地色を脱色するので、生地の風合いを損なわない、柔らかな仕上がりになります。
※画像をクリックで大きく見れます。

抜染プリントの注意点
生地の混率
抜染インクは綿素材にしか反応しません。例えば、【綿50% ポリエステル50%】の黒いTシャツがあるとします。そのTシャツに抜染プリントをした場合、綿の50%の部分は脱色されますが、ポリエステル50%の部分はそのまま色が残ります。この場合、単純に考えると、綿100%のTシャツの半分しか脱色できないということになります。

抜染プリントは生地の影響を受けます
抜染プリントは、プリントアイテムの生地の染め方や生産ロットに影響されやすいため、仕上がりのブレが生じやすいです。
サンプルではイメージ通り抜染できていたにも関わらず、量産ではあまりキレイに抜染できない(赤っぽく抜染されてしまうなど)可能性があります。また、Sサイズはキレイに抜染できたのに、MとLサイズは赤っぽく抜染されてしまったといったことも起こる可能性があります。
上記のような不安定さを改善するために、綿糸縫製された染め対応のアイテムを使用し、お客様のご希望色で製品染めをした後にプリントをすることができます。
当社はプリント工場ですが、染めの依頼もお受けすることができますので、お気軽にお問い合わせください。
また、ピグメント染のアイテムには抜染プリントが出来ません。ご了承ください。
- 染めは協力工場に依頼するため、納品までの期間が伸び、別途で染め料金がかかります。
- 染めは1色300枚が最低ロットになります。

洗いが必要
抜染インクを使用しており、抜染剤の成分を落とす必要があるため、プリント後に洗いの工程が必須となります。
丸昇で洗いを行わず、お客様ご自身でお洗濯していただくことも可能ではありますが、きちんとオーバーフローで洗濯しないために、抜染剤が洗濯機のなかで蔓延し、プリントと関係ない部分の色が抜けてしまう、という事例が発生しております。
そのため、もしお客様ご自身でお洗濯をされる場合は、抜染プリントした商品は必ず同色同士で、オーバーフローでのお洗濯をお願いします。
※どぶ漬けで洗いを済ませるのは厳禁です!
※オーバーフロー洗浄とは、洗濯槽に常に新鮮な水を供給し続け、汚れを含んだ水を外へと溢れさせることで、常に清浄な水が循環する状態を保つ洗浄手法です。
通常は、丸昇で洗い工程まで含めたお見積り、納期をお伝えいたします。
抜染プリントで白くプリントできますか?
前述の通り、抜染の仕上がりは、生地の素材や染料との相性に大きく左右されます。同一の製品であっても、生産ロットやサイズによって色の抜け方は一律ではなく、加工を施すまで正確な予測が困難なのが実情です。
基本的には「真っ白」には抜けない特性があるものとして、あらかじめご承知おきください。
また、反応の出方は一着ごとに異なり、例えば「Sサイズは白に近いが、Mサイズは赤みが残る」といった、予期せぬ個体差が生じる可能性もございます。こうした予測不可能な変化も含め、抜染特有の風合いとして受け入れていただける場合のみ、ご依頼を承っております。
抜染プリントにおすすめのアイテム
Tシャツの場合、PrintStar 085CVTを推奨しております。(2020-11-05現在)。
比較的安定して色が抜ける実績のあるアイテムです。リスクのあるプリントのため推奨アイテムでのプリントをおすすめします。
抜染プリントにおすすめのアイテムカラー
ブラックアイテムをおすすめします。ネイビーなど濃色カラーのアイテムへのもプリントも可能ではありますが、赤み等が残る可能性が高いです。
ブラックアイテム以外への抜染プリントをする場合、キレイに抜染できない可能性を御理解の上ご注文ください。
抜染には本抜染プリントと簡易抜染プリントの2種類あります
本抜染プリント
本抜染とは、プリント後に染料を蒸すことによって柄を表現します。簡易抜染よりも工程が多く、プリント単価も高くなってしまう反面、仕上がりは非常に美しく、色の抜けもよいです。また、基本的に色数に制限がありません。
大口案件で本抜染をご希望の方は1度ご相談ください。
簡易抜染プリント

簡易抜染は熱を加えるだけで色が抜けるので、本来の抜染よりもずっと簡単にプリントすることができます。
このようなお客様に簡易抜染プリントをおすすめします
- 濃色生地に染み込みプリントのような柔らかさでプリントしたい
- お手軽に抜染の雰囲気のプリントをしたい
- 品のある商品にしたい
作品例










抜染プリントの最大プリントサイズ
簡易抜染プリントのお見積り
袖へのプリントは+50円/枚
プリントサイズ35cm×40cmを超えるサイズは+50円/枚
色替え代は1色追加ごとに2,000円
下記に当てはまる場合は別途お見積もりになります。
- 柄がTシャツ等からはみだす場合
- マスキング等が必要な場合
- プリントが縫製箇所にかかる、または、近接する場合
版代
| 柄サイズ | 価格(1版あたり) |
|---|---|
| 横34.9cm ✕ 縦39.9cm 以内 | 8,000円 |
| 横40cm ✕ 縦50cm 以内 | 10,000円 |
抜染インクを落とすための洗いが必要です
洗いによる縮率(商品の縮み)を気にされるお客様へ
洗濯をすることで大体の商品は縮んでしまいます。どうしても縮みを最小限にとどめたいお客様は天日干しでご依頼ください。ただし、必ずしも縮まないことを保証するわけではありません。
天日干しでご依頼の場合は通常よりも納期がかかります。
コミコミ価格例(アイテム代、プリント代、版代)
Tシャツに簡易抜染プリント

| 30枚〜 | 50枚〜 | 80枚〜 | 100枚〜 | 300枚〜 | |
|---|---|---|---|---|---|
| アイテム代 | 500円 | 500円 | 500円 | 500円 | 500円 |
| プリント代 | 1,220円 | 680円 | 470円 | 340円 | 270円 |
| 洗い代 | 150円 | 150円 | 150円 | 150円 | 150円 |
| 版代 | 8,000円 | 8,000円 | 8,000円 | 8,000円 | 8,000円 |
| 合計 | 64,100円 | 74,500円 | 97,600円 | 107,000円 | 284,000円 |
| 1枚あたり | 2,137円 | 1,490円 | 1,220円 | 1,070円 | 947円 |
別途、送料・消費税。
アイテム代は参考価格です。その他アイテムはこちら。


