目次
- 写真やグラデーションをきれいにプリントしたい方
- グラフィックの再現度重視の方
- フルカラープリントを試したい方
- 使用している色数が多いデータで、なるべく費用を抑えたい方
DTFとは?
DTFとは、(Direct To Film、もしくはDigital Transfer Filmの略)専用フィルムにインクジェットプリントしてシートを製作します。出来上がったシートをTシャツなどに熱圧着することで完成するプリント技法です。通常のインクジェットプリント(DTG:Direct To Garment)とは異なり、前処理剤不要で出来るフルカラープリントです。発色性もよく、グラフィックの再現度が高い技法です。メリット・デメリットをまとめましたので、ぜひご検討ください!
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DTFのメリット
- 発色が良い
- 通常インクジェットと違い前処理剤を使用しない為、ボディの変色トラブルがない
- 堅牢度が高い(摩擦・耐洗濯性)
- 小ロットでも対応可能
- プリント面が綺麗
- ベタプリント内のプリントが高解像度で表現可能
- 幅広いアイテムに加工可能
DTFのデメリット
- 1mm以下の線や点は、圧着・プリント不良が起きる
- 輪郭のぼかし表現が出来ない
- 昇華防止ができない
- タンブラー乾燥不可
- 蛍光、金、銀インクのプリントが出来ない
- プレスの跡が出る可能性がある
デジタルプリント比較
DTF | カッティング転写 | インクジェット(DTG) | |
---|---|---|---|
対応素材 | 綿、ポリエステル他 弱撥水加工ボディにも 一部対応 ※ポリエステル素材には昇華が発生する可能性あり | 綿、ポリエステル他 弱撥水加工ボディにも 一部対応 | 基本的に綿のみ |
グラフィック再現度 | インクジェット(DTG) よりも高い | インクジェット(DTG)よりも高い | シルクスクリーンより高い |
プリントの質感 | 比較的柔らかい | シート特有の硬さがある | 柔らかい |
発色 | 下地透けはほぼしない | 下地透けはほぼしない 赤色のプリントの発色が弱い | 濃い生地の場合 下地透けする場合がある |
コスト | プリント大きさに比例 | 大きさと輪郭の複雑さに比例し、くり抜きが細かくなるにつれ高くなる | データの複雑さに関係なく プリントの大きさに比例 |
プリント仕上がり比較画像
①高速インクジェット ②カッティング転写 ③ブラザー ④SIP ⑤DTF
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DTFの最大プリントサイズ
縫製箇所から2cm離れた箇所からプリント可能です。
ボディサイズが小さくなるとプリント最大サイズは小さくなります。
フロント・バック
最大サイズ = 横 35cm × 縦 40cm
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袖
最大サイズ = 横 10cm × 縦 6cm
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帽子
最大サイズ = 横 16cm × 縦 8cm
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帽子・キャップの種類によっては最大サイズでプリントできない場合がございます。
縫製箇所にかかる箇所にはプリントできません。
DTFのデータ入稿について
- 完全データで入稿してください。(大きさ等)
- Photoshopやイラストレーターでご入稿のデータが一番キレイにプリントできます。
- 背景を透過してあるとよりキレイにプリントできます。
- JPGなどの画像データでも大丈夫ですが、解像度によりクオリティの差がでます。
- 画像作成時に解像度を指定できる場合は【300 pixel/inch】以上が理想です。
- 1mm以下の細い線や点は、うまくプリント出来ない可能性があります。
DTFのお見積り
単価目安
![](https://www.marusho369.com/wp-content/uploads/2024/02/DTFprice.jpg)
上記はあくまで目安単価です。また、下記に当てはまる場合はUPチャージになるか、プリントができない場合もあります。
- アイテムサイズごとにプリントサイズを変える場合
- データ再入稿&データカラー変更の場合は再度データ処理代がかかります
DTFはデータ処理代が別途必要になります
お客様から頂いたデザインデータを、DTFの機械でプリントできるようにデータ処理を行います。データ処理代は、 1柄につき3,000円です。追加生産して頂く場合は必要ありません。まれに「データ処理はこちらでしますので、データ処理代はなしにしてもらえますか?」とお問い合わせをいただきますが、お客様のデータをプリントするために、専用のフォーマット(拡張子)に変換する作業と色合いの調整が必要になるためです。ご理解の上、ご注文よろしくお願いいたします。
※データ再入稿やカラーの変更等がある場合は、別途データ処理代が必要となります。